Q:指値取引で暗号資産を買うときのメイカー・テイカーってなに?
ビットバンクの口座だと、メイカーで買うと手数料分が少しもらえるんだよね?
そもそも、メイカーとテイカーって、どういう意味なの?
行政書士菅原
私も当初は、「メイカー」だとちょっとおトク、テイカーだと損する、といった感覚しかありませんでしたね(笑)
最初に言っておくと、テイカー・メイカーという用語は、「販売所」形式で暗号資産の取引をする場合には出てきません。
「取引所」形式で取引をする場合にのみ、テイカー・メイカーという概念が出てきます。
「取引所」形式で取引をする場合にのみ、テイカー・メイカーという概念が出てきます。
A:解答
ざっくりいうと、こんな感じです。
「取引板に載っている現在価格よりも、大きい額で買う」のが、テイカー
「取引板に載っている現在価格よりも、少ない額で買う」のが、メイカー
テイカーだと、すでに取引板に載っている額で、注文したらすぐに取引が成立してしまうので、取引の流動性が失われる。
その分だけ、テイカーだと手数料が取られることが多いです。
メイカーだと、現在の取引板に載っていない額なので、取引に新たな流動性が生まれる。
取引が成立するまで、時間が掛かることが多いので、手数料が掛からない。
逆に、手数料分を報酬としてもらえる取引所もあるくらいです。
注文してすぐに取引が成立するわけではありませんが、さまざまな言い値の人が集まれば、市場が活発になりますよね!
メイカーでの買い方
行政書士
ビットバンクの取引板を見てみましょう。
今回は、ビットコインを買うケースを想定しています。
【ビットバンクの取引所の画面】
メイカーで買うための条件は、以下の3条件です。
- ①「指値」注文にする【*成行注文にはしない!】
- ②「Post Only」にチェックする
- ③現在価格よりも低い価格に設定する
この3つの条件を守れば、メイカーで買うことができます。
ビットコインを「メイカー」で買いたい場合は、現在価格よりも低い「メイカーゾーン」の指値価格を設定しましょう。
現在価格よりも高い「テイカーゾーン」の指値価格を設定してしまうと、手数料が発生してしまいます。
なるべく手数料分の費用を抑えたい方は、なるべく「メイカー」で注文するようにしましょう。
必ず現在価格を確認の上、その額より少なめの価額を設定するように注意しましょう!
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