投資目的でビットコインを買い続けているんだけど、投資するだけでは物足りないんだよね・・・
そもそも、ビットコインを送金するときって、どんなときなのかな?
将来ビットコインを使うときに、送金手数料がどのくらいかかるのかも気になるな。
たしかに、ビットコインやイーサリアムを買うことばかりに目がいってしまい、「暗号資産を送金する場面」や「口座に残っている現金を出金する場面」というのは、あまり想定しないですよね?
今回は、
- 暗号資産を出金するのはどういった場合か?
- 出金・送金手数料についての暗号資産取引所の比較
- 出金手数料まで含めて、手数料が最もおトクな暗号資産取引所はどこか?
について、お伝えしたいと思います。
今回の記事を読めば、「暗号資産を買うとき」だけでなく、現金に戻す場面まで含めたトータルで、リーズナブルな暗号資産取引所がわかりますよ。
送金/出金手数料が発生する場面
暗号資産を保有していて、送金/出金手数料が発生する場面は、主に以下の5つです。
- ウォレットに暗号資産を移すとき
- 他の口座に暗号資産を移すとき
- 口座を解約するとき
- 暗号資産を使って売買取引をするとき
- 暗号資産を現金化したあと、銀行口座に移すとき
順番に見ていきましょう。
ウォレットに暗号資産を移すとき
MataMaskのようなウォレットにイーサリアムを移動させるときには、出金手数料が発生します。
ウォレットに暗号資産を移動させるということは、NFTのイラストや音楽などを買ったり、ブロックチェーンゲームに課金したりすることにつながります。
暗号資産を投資のためにだけ購入するのではなく、バリバリ使っていこうとする方にとっては、ウォレットの存在は不可欠。
今後は、ウォレットを利用して、暗号資産を「使う」シーンが増えることが予想されます。
出金手数料も高いので、使うことも想定して、暗号資産取引所を選びましょう。
他の口座に暗号資産を移すとき
複数の口座に暗号資産を持っている人が、1つの口座にまとめようとする場合。
あるいは、他人の口座に暗号資産を振り込む場合。
【*同じ取引所の口座を持っている人同士であれば、無料のところが多い】
このように、別の口座に暗号資産を移動させるときも、出金手数料が発生します。
銀行振込の振込手数料みたいなものですね。
振込手数料は、「現金を移動させるときの手数料」ですが、出金手数料は「暗号資産を移動させるときの手数料」といえるでしょう。
参照⇒【Q&A】複数の暗号資産の口座を持っている場合、一つの口座にまとめられるの?
口座を解約するとき
暗号資産の取引口座を解約するときに暗号資産や現金が残っていると、解約自体をすることができない取引所があります。
いったんすべての暗号資産を空にしてからでないと、解約の手続に入れないわけです。
その場合は、暗号資産を現金に換えるために、まずは売却します。
その後、現金化された通貨を、銀行預金口座に出金する。
この銀行預金口座に移動させるときに、出金手数料が発生するわけですね。
暗号資産を使って売買取引をするとき
日本では、暗号資産を使って買い物をしたり、サービスを受けたりする機会は少ないかもしれませんが、売買のときに支払いを暗号資産でする場合は、送金手数料が発生します。
bitFlyer(ビットフライヤー)の口座を持っていれば、ビックカメラで商品を買った場合、送金手数料は無料です。
暗号資産を現金化した後に、銀行口座に移すとき
ビットコインを売却して現金に換えた後、そのまま取引所の口座に現金だけ保有していても、意味がありません。
現金を実際に使うためには、暗号資産取引所の口座から銀行の預金口座に移す必要があります。
この移動のときに発生するのが、「出金手数料」です。
暗号資産でも現金でも、移動させるシーンでは、手数料がかかってしまうんだね・・・
そうですね。
暗号資産を手に入れるときだけでなく、手に入れた後のことも頭に入れておきましょう!
送金/出金手数料の各社比較表
以下、大手の暗号資産取引所の送金手数料(ビットコインとイーサリアム)と出金手数料の表です。
取引所 | 送金手数料(BTC) | 送金手数料(ETH) | 出金手数料(暗号資産⇒現金) |
コインチェック | 0.0005BTC | 0.005ETH | 407円 |
ビットフライヤー | 0.0004BTC | 0.005ETH | 550円/770円(3万円以上) |
ビットバンク | 0.0006BTC | 0.005ETH | 550円/770円(3万円以上) |
GMOコイン | 無料 | 無料 | 無料 |
DMM Bitcoin | 無料 | 無料 | 無料 |
Liquid by FTX | 0.0005BTC | 変動型 | 700円 |
LINEビットマックス | 0.001BTC | 0.005ETH | 400円 |
SBI VCトレード | 無料 | 無料 | 145円 |
各取引所ごとに、手数料の違いがあることがわかります。
ビットコインだと、0.0005BTCの送金手数料がかかるところが多いです。
1BTC≒500万円とした場合、送金するだけで2,500円も手数料がかかります。
LINEビットマックスだと、0.001BTCなので送金するだけで5,000円もかかることに・・・恐ろしいですね。
イーサリアムだと、0.005ETHのところが多いですが、これも1ETH≒40万円とした場合、2000円の送金手数料がかかります。
ウォレットにイーサリアムを移動させるだけで2000円もかかるのか・・・
これじゃ、NFTの売買なんて、頻繁にできないよ。
特出しているのが、GMOコインとDMM Bitcoin。どちらも手数料がすべて無料です。
頻繁に暗号資産の移動をする予定の方にとっては、手数料がおトクなGMOコインかDMM Bitcoinはおススメですね。
参照⇒【手数料がすべて無料】GMOコイン口座開設のやり方 行政書士が解説
まとめ:コストが一番抑えられる取引所はココだ!
いかがでしたでしょうか?
暗号資産は最初に手に入れる段階は、手数料が無料の会社が多いですが、手放す段階では手数料が高めのところも意外と多いです。
「手数料が安い!」と、すぐに飛びつくのではなく、暗号資産を使う段階のことも意識して、どこの取引所を選ぶべきか判断しましょう。
個人的には、手数料が抑えられるGMOコインがおススメです。
GMOコインは、出金手数料だけではなく、「取引所」方式の手数料も無料なので「とにかく安く抑えたい!」という方には断然有利です!
もちろん、DMM Bitcoinも出金手数料・送金手数料ともに無料なのですが、「取引所」方式(BitMatch注文)だと少し手数料がかかってしまうこと、アプリがやや使いづらいことから、初心者にはおススメできません。
GMOコイン 「取引所」方式でビットコインを買うやり方【行政書士が徹底解説】
いずれにせよ、どの取引所が合うのかどうかは、始めてみないとわかりません。
口座開設・維持費はすべて無料でできますので、まずは暗号資産の口座を自分で作ってみて、手を動かしながら試してみることをおススメします。
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