コインチェックって、最近広告をたくさん出しているけど、実際にメリットってあるの?デメリットも詳しく知りたいな。
♦本記事の内容
- コインチェックのメリットとデメリット
- コインチェックに向いている人はどんな人?
- コインチェックを実際に使ってみた感想
私は、実際に、コインチェックでイーサリアム(ETH)を運用しています。
これから詳しく解説していきます!
【行政書士が解説】暗号資産 コインチェック(Coincheck)の口座開設の方法は?年齢制限は大丈夫?
コインチェックのメリット
コインチェックのメリットを挙げていくと、ザっとこんな感じになります。
- 入金した現金すべてで、暗号資産を購入できる
- マネックスポイントで投資ができる
- アプリでの使い方が、見やすくて便利
- 電気・ガス代の支払をするとビットコインをもらえる
- 貸暗号資産(レンディング)サービスが利用できる
- 積立投資が利用できる
- NFTの取引がカンタンにできる
思い浮かぶだけでザっと挙げてみましたが、結構ありますよね・・・(笑)
その中でも、主なメリットを紹介しますね!
入金した全ての現金を、暗号資産と交換できる
コインチェックで暗号資産を買うときに、他社と比較して「非常に便利だな」と感じるのは、この点ですね。
最低注文量が、かなり少ない、ということ。
コインチェックだと、最低500円以上であれば、投じた金額で丸々ビットコインやイーサリアムが買えるのです。
たとえば、「現金1000円分をすべてイーサリアムと交換したい」とします。
その場合、1000円分で、おつりなしでイーサリアムを購入できるのです。
上記のように、1000円で、0.002518 ETH 買えました。
ここまで、細かい数字で購入させてもらえるのは、非常にありがたい!
ところが、他社(たとえば、DMM Bitcoinの場合)だと、最低注文量が0.001 ETH までなので、1000円分全てを購入できないことがあります。
以下の画面をご覧ください。
上記の画像を見るとわかるように、各暗号資産のレートによって、購入可能金額が数分おきに変化します。
なので、「400円で買えるな。」と思っていても、少し時間が経つと「420円からでないと買えなくなってしまった」ということがあります。
私の場合だと、ちょうど2000円分の現金を入金したので、「2000円分のイーサリアムを買いたい」としましょう。
ところが、取引単位が 0.001 ETH ごとに設定されているので、コインチェックのように、「ちょうど2000円分買う」ということができないのです。
私の場合だと、2000円分全額分が買えず、1,716円分という歯切れの悪い数字分しか買えませんでした。
そうなると、暗号資産が買えたとしても、現金残高にビミョーま日本円が残ってしまうんですよね・・・
微々たる数字ではありますが、なんかスッキリしないんですよね・・・
コインチェックであれば、2000円分の暗号資産を買おうと思えば、その分だけしっかり買えるので、現金残高に余分なお金が残ることはありません。
これはユーザーとしては、意外とうれしいことです。
アプリの画面が見やすくて便利!
コインチェックの主な画面は、以下の4つのみ。
①【販売所】画面
ここの画面で、暗号資産を売買します。
②【ウォレット】画面
自分の資産がどれくらいあるか、一目でわかります。
③【取引履歴】画面
これまでの履歴が、瞬時に確認できます。
④【アカウント】画面
他のサービスの利用は、ここから始められます。
「取引所」方式の売買も、「FAQ問い合わせ」ボタンからスタートできます。
初心者の方にとっては、シンプルな構造になっており、使い勝手は良いですね。
最初から混乱をすることなく、スムーズに取引ができますよ!
電気・ガス代の支払をすることでビットコインがもらえる
ふだん利用している電気・ガス代の支払をコインチェックでまとめてやれば、おトクなサービスが利用できます。
Coincheck でんき
たとえば、Coincheckでんき を利用して電気代を支払えば、電気代の1~7%分のビットコインがもらえます。
無料でビットコインがゲットできると思うと、これは嬉しいですよね!
さらに、電気代を現金ではなく、ビットコインで支払うと電気代が1~7%割引される、というプランもあります【ビットコイン決済プラン】。
Coincheck ガス
電気と同様に、ガス代の方も、コインチェックで支払った方がおトクになります。
ポイントをもらえるサービスは、ほかの会社にもありますが、ビットコインがもらえる、というのは面白いですよね!
Coincheck ガスだと、毎月のガス代の3%分のビットコインがもらえます。
ビットコイン支払だと、3%分の割引がされます。
ビットコインというと、投資目的で保有する人がほとんどですが、投資目的だけでなく、電気やガス代の支払にもビットコインが使える。これからも、ビットコインの使う幅は広がっていきそうですね!
NFTの取引がしやすい
コインチェックの取引口座を持っていると、NFT取引がしやすい、というのがメリットとしてあります。
Coincheck NFT(β版) は、日本のNFTマーケットプレイスなので、「海外の取引所だと、ちょっと不安・・・」という方には、安心してNFTに挑戦できます。
コインチェックのアプリから気軽に入れるのも、うれしいですね。
世界的に代表的なNFTタイトル、Decentraland や The Meebits 、The Sandbox などが、すぐに利用できちゃいます!
今回は、Sorare というサッカーカードを買う画面にいってみましょう!
このように、気に入ったカードがあれば、すぐに購入できます。
Coincheck NFT では、ユーザー専用のウォレットがなくても、Coincheckが用意した専門のウォレットでNFT取引ができるようになっているので、面倒な手間が掛かりません。
NFTを購入するには、コインチェックの口座にイーサリアム(ETH)が入っている必要があります。
あとは、買うだけです!超カンタンですね。
コインチェックのデメリット
もちろん、コインチェックはメリットばかりではありません。
利用の際に気を付けたいデメリットは、以下のとおりです。
- 「取引所」方式でイーサリアム【ETH】の売買ができない
- 「取引所」方式でビットコインを買うとき、最低量【0.005BTC】以上でないと取引できない
- 出金手数料が高い
- 土日に現金の入出金ができない
とりあえず、一番伝えたいことは、コインチェックは「取引所」方式での売買が不便だということです。
以下、詳しくみていきましょう。
「取引所」方式では、イーサリアム(ETH)の取引ができない
コインチェックの難点として、「取引所」方式で扱っている暗号資産の数が、たったの5種類しかないこと。
「イーサリアムを買いたい!」としても、「販売所」方式でないと、イーサリアムを取得できません。
「販売所」方式だと、スプレッドという手数料がかかるので、極力避けたいんですよね・・・
「イーサリアムを積極的に活用していこう」と思っている人にとっては、コインチェックの口座はおすすめできないですね。
「取引所」方式でビットコインの取引をするときは、最低量(0.005BTC)に満たないと利用できない
コインチェックだと、「取引所」方式で扱える暗号資産は、たったの5種類。
そのなかでも、代表的な暗号資産、ビットコインは買えます!
でも、気を付けたいのが、ビットコインを買うときの「最低量」のこと。
コインチェックの場合だと、「取引所」方式でビットコインを買う場合、0.005 BTC 以上でないと、取引自体ができないのです!
0.005 BTCというと、1BTC=500万とすると、2万5000円。
このくらいドカンと投資していかないと、「取引所」方式でビットコインを買うことはできません。
なので、「1000円くらいの少額からやってみたいな」という方にとっては、なかなか手を出しづらい・・・
私のようなコツコツ型の人間にとっては、やや手を出しづらいですね・・・
1万円くらいで、なるべく手数料の負担を少ない「取引所」方式で、ビットコイン投資を始めていきたい!
そんな方は、コインチェックよりは、bitbank(ビットバンク)やGMOで始めるのがおススメとなります。
出金・送金手数料が高い
暗号資産を買うこと自体は、手数料無料で(*スプレッドの問題はあるが)、初心者でも使いやすい!
でも、手に入れた暗号資産や現金を「使う段階」のことも忘れてはいけません。
最後のフィニッシュの場面ですね。
コインチェックだと、手に入れた暗号資産をウォレットに出金する場合の費用が高額になります。
以下の表をご覧ください。
送金手数料 | 日本円換算 | |
ビットコイン(BTC) | 0.0005 BTC | 約2,500円 |
イーサリアム(ETH) | 0.005 ETH | 約2,000円 |
(*1BTC=500万円、1ETH=40万円 と想定します)
代表的な暗号資産であるビットコインとイーサリアムの送金手数料です。
1度、自分のウォレットや他の取引口座に移動させるだけで、2000円近くの手数料が取られてしまうんですね。
さらに、取引口座にある現金を、銀行口座に出金する場合の手数料が、コインチェックだと一律407円かかります。
せっかく暗号資産を多く集めても、現金に換えたり、送金する際に手数料が取られてしまうのです。
暗号資産取引所を選ぶときは、最後のシメの部分まで気を付けましょう。
土日の銀行入金はムリと考えた方がいい
いざ「ビットコインを買おう!」と思っていても、暗号資産口座に現金が入金されていなければ、売買することができません。
コインチェックの口座でも、土日に取引するとなると、「銀行振込」の方法では、即日での入出金はできないのが現状です。
もちろん、土日関係なく入金できる「クイック入金」という方法もあります。
しかし、手数料が770円以上も掛かってしまう、というのが難点・・・
これだけ手数料が高いと、クイック入金は使えないですね。
土日でも現金の入出金が手数料の負担をかけたくないのであれば、bitbank(ビットバンク)がおススメですよ。
こんな人はコインチェックがおススメ
ここまで、コインチェックのメリットとデメリットについてご紹介してきました。
それを踏まえて、コインチェックの口座で暗号資産取引をおススメできる方は、以下の項目に当てはまる人です。
- 積立投資でコツコツ暗号資産を増やしていきたい人
- まずは暗号資産の投資をやってみようと思う人
- 「多少のスプレッド分(隠れた手数料)の損失は仕方ない」と思える人
- この機会に、電気代やガス代もコインチェックでまとめて払おうと考えている人
デメリットの部分でご紹介したように、コインチェックではビットコイン以外のアルトコインに関しては、「取引所」方式の売買に関しては弱いです。
「取引所」方式だと、取り扱っている通貨が、たったの5種類・・・
これでは、「販売所」方式オンリーで、手数料分(スプレッド)だけ損です。
なので、スプレッドの損失分を上回るだけのメリットが享受できなければ、あえてコインチェックを利用する価値はないことになります。
「ビットコイン投資をはじめてやってみよう!」という方や、
積立投資や電気・ガスの支払といった「付加サービスを利用しよう」と思っている方
にとっては、メリットがあると思います。
特に、コインチェックは初心者でも気軽に取り組める、というのは大きなメリットではあるので、最初の一歩として始めるにはいいかもしれません。
いま口座開設をすると2500円分のビットコインがタダでもらえます!(2022 /6 /30まで)
こういったキャンペーンをうまく利用して、試しにトライしてみましょう!
あくまで口座を開設するだけですからね!まったく費用はかかりません。
まとめ
今回ご紹介したコインチェックには、他の会社にはない付加サービスや、使いやすさといったメリットが豊富に揃えられています。
とはいえ、なんだかんだいって、一番大きなメリットはコレではないでしょうか?
それは、「安心」や「信頼」という目には見えない証。
コインチェックは、国内の暗号資産取引アプリダウンロード数で3年連続No.1であったり、マネックス証券グループが運営していることもあり、「安心」という面では大きいと思います。
マイナーな取引所だと、ハッキングの被害や取引トラブルなどの心配があるでしょう。
しかし、大勢の人が利用している大手の取引所、ということであれば、「とりあえず、そこに乗っとけば大丈夫だろう!」という安心感も得られます。
ただし、本記事のデメリット面でもお伝えしたとおり、コインチェックの場合、「取引所」方式の売買には、不向きな面は否めません。
そこで、初心者の方がとるべき行動としては、
最初の一歩としては、①まずはコインチェックで少額からスタートする。
②「慣れてきたら、ビットバンクやGMOに切り替える」
というように、取引所口座も複数持つくらいの気持ちで十分かと思います。
複数の取引所で口座を開設することは、全然問題ありません。
私も「コインチェック」のほかにも、「ビットバンク」や「ビットフライヤー」、「DMM」の口座を持っています。
ぜひ本記事を参考にして、暗号資産投資をスタートしてみてください!
ビットコインやイーサリアムといった暗号資産は、まだスタートしたばかりであり、不安な面があるのはよくわかります。
しかし、インターネットやスマホと同じように、今後は暗号資産の利用が当たり前になる時代がやってきます。
そのときに備えて、今から口座だけでも作って、少しずつ積み立てておくのも良いのではないでしょうか?
なるべく損しないで暗号資産を集めていく方法なら、本記事でも紹介したように、コインチェックの電気・ガス代の支払でためることもできます。
それに「ポイント投資」という方法もありますね。
今からでも全然遅くないので、自分のペースで、無理のない範囲でトライしてみましょう!
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